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I'll protect you.

第27章 過去

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*シンside*



俺の腕の中で静かに寝息をたてるユウ。


その規則的な呼吸を体で感じる



「寝たな…」



俺がそう言うと、二人はユウを起こさないように小声で話始めた。



「…そうゆうことだったんだな」



「シン……


やっぱり、ユウのお兄さんは


サッカー部の先輩じゃないかよ……」




……そんなのとっくの前からわかってた。



怪我で練習には参加できないが、試合の時だけアドバイスに来るサッカー部の絶対的エースがいるって……




「……しゃーないだろ。

今更ウダウダ騒ぐんじゃねぇ」



関わらないようにっていうのは絶対に無理だろうな……


残念ながら、今回の大会
俺はスタメンで出場することが決まってるし。

試合の時だけ来るなら、今回の大会も必ず来る。



すると、カナは自分のポケットから小さな紙を出した。



「シン、これ……」



俺はカナからその紙を渡されると、そこに書かれた電話番号を見た



「誰の番号だ?」




「メガネ君のケー番。

渡してくださいってさっきコンビニ行った時に言われた」




俺はよくわからないまま、紙を受け取った。







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