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I'll protect you.

第27章 過去



「てかさ……

ユウどうする?起こす?」


コウがユウを指さしながら言った


時刻は既に深夜0時をとっくに過ぎていた。


明日も学校だしな……


早く家に返さないといけないよな……




「寝かしといてやりなよ。

泣くのって相当疲れるしさ。

こんな話した後に一人にさせるのもちょっとね…」



え……じゃあ……



もしかして……




「シン。

ユウを1日預かってくれ。

起きたら家まで送ってくれるだけでいいから」




カナお兄さん、マジっすか……



俺も男っていう危機感ないのかよ……



「じゃあ、シン!

ユウのこと頼むよ!じゃ、また明日!」



「手出すんじゃねぇぞ!カナも俺も許さねぇからな!

それじゃ!また、明日な!」



あんな話聞いた後で、襲えるかアホ。



そんな二人に苦笑いしながら手を振りながら見送った。



ユウをどうしたらいいんだ……


リビングに戻ると、ユウは床でスヤスヤ寝息をたてている。


「布団持ってくるか……」


俺は、ロフトから自分の布団を一式下ろしユウの隣に敷いて、ユウを寝かせた。




昔もこんなことあったっけな……



たしかあの時も、こんな感じだったよな……



気持ちよさそうに寝てるユウを見て、何故か嬉しくなった。








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