テキストサイズ

I'll protect you.

第29章 GW



楓はそう言うと立ち上がってシン君をキラキラした目で見つめた



『すっごくカッコイイ……!』


「ど、どーも……」


楓はシン君の周りを360度まわって、頭の先からつま先まで品定め



白いシャツにワインレッドのカーディガンを腕まくり

ユーズドデニムは加工されすぎず色もちょうどいい


シンプルだけど大人で男らしいコーデ……


誰が見えも目に留まるくらいカッコイイ……


ファッションにはうるさい楓がここまで褒めてるところを見たことがない……


いつもなら楓はみんなダメ出ししかしないし……



『もう!最高!

服装に合わせて髪型のセットも変えてるし

派手になる色合いなのに全然派手じゃないし逆に落ち着いて見える…

素敵すぎる……!私が求めてた人よあなたは!

心君!私の服見立ててほしいんだけど!!』



楓のマシンガントークにシン君もみんなも口がポカーン状態



「服を見立てる?俺が?」



楓はシン君に期待の眼差しでうんうんと頷いた



それでもシン君は嫌な顔1つせずに



「俺でよければ喜んで」



って、言ったんだ……


ストーリーメニュー

TOPTOPへ