テキストサイズ

I'll protect you.

第30章 異変




みんなが楓を見ながらヒソヒソと話をしている


…なのに、楓はそんなこと気にも止めずにいつもと変わらない様子で私に話してくる



『優さ〜、今日暇?』


『うん。暇だよー』


『じゃあ、ちょっと放課後遊ばない…?』



楓からの突然のお誘いはいつものことだけど、
それでもこのタイミングはなにかあるんじゃないかって不安が募る



聞きたくないけど、聞きたい


シン君のことどう思っているのか


昨日のサッカー部の部室裏の出来事のこと


二人は付き合っているのか……




『わかった。掃除終わるの待ってるね』



真実が知りたい



ストーリーメニュー

TOPTOPへ