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I'll protect you.

第33章 10年越しの想い





その人は、何処へ行くのかと思いきやだんだんと人気のない旧校舎の方へと向かっていく





『あの……どこに行くの?

こっちに何の用が……んっ……!?』





廊下の壁に押し付けられ、両腕をしっかり掴まれた




何この人……




「お前、誰とでもヤるんでしょ?」





ニヤッと笑うその人の顔がだんだんと近付いて来て何をされるのか安易に予想できた




顔スレスレのところで私は顔を背けて足をバタバタさせて大きな音を出した




『助けて!!誰か!!お願い!助けて!!!』




こんな人に……




また……





『誰か…誰かァァ!!』






「ここ旧校舎だよ?

誰もいないっつーの」






私の腕を私の頭の上で片手で押さえ付けてもう片方の手で私のリボンを解いて器用にブラウスのボタンを外していく






……嫌






私の首筋に触れるその人の舌







……気持ち悪い











助けて……













《 俺らがユウを守るよ。 》














『…助け…て……






シン…く……ん……』

















「ユウ!!」





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