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I'll protect you.

第34章 初カノ初カレ




「え、前見えない。

優、手……」



『ダメ!!!』



シン君は私の手を掴んでどけようとするけど、私はそれを阻止




『優!手どけなさいよ!

見せてよ!!!』


そう言って私の手をどかせようとする早紀と葵



『ダメだってば!!』



私ですら初めて見たんだから……!!



『いいから見せてよ!!』



早紀が私の手を押さえ込むので私はヤケになってシン君をみせないようにと、



シン君の顔を私の首筋に押し当てた



『ぜっっったい見せない!!

シン君ちょっと来て!!!』



「前見えねぇって!

イテッ!!どっち!?」



『こっち!!』



私はそのままの体勢で、何度か障害物にぶつかりながらシン君を玄関まで誘導した。



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