I'll protect you.
第37章 独占欲
廊下を歩いていた俺と神崎はそのまま誰もいないサッカー部の部室へと向かった。
「……藤宮の言うことは聞いといた方がいい」
「…言うこと?」
「部活終わりみんな集まってるだろ……
それに日向も参加した方が身のためだぞ」
は?
意味わからんし
部活終わったらすぐに家帰ってみんなで飯食わなきゃいけねーし
「何の為に集まってるか知らねーけど
俺は帰るからパス」
俺はそれだけ言って教室へと戻り、自分の席で外を眺めていると
『も〜っ!!
心くんやっと見つけた!どこ行ってたのよっ!!』
……なんかGWから何故か馴れ馴れしい楓
「……」
なんでだ?