I'll protect you.
第37章 独占欲
わかってた。
わかってたつもりだった
優はしたくてそんな事したんじゃないってこと。
それでも、
あの細い体が
白い肌が
誰かに触られた。
俺が知らない優の過去
その過去と、
優を抱いた男に
醜い嫉妬をした。
俺の目の前で寝息をたてる優
この小さな背中に背負いきれない程の思いをしてたんだ。
机に突っ伏して寝ている優
後ろに布団を敷いて優をそのまま後ろにゆっくりと倒した。
可愛い顔で眠っている優
《 藤宮は優さんの写真を使ってお前を脅迫しようとしてる 》
そんなことさせるかよ
俺がなんとかするから……
「大丈夫だからな」
眠っている優にそっとキスをした。