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ショートラブストーリー

第6章 祐香(ゆか)

「祐香ちゃん。あのね、クリスマスプレゼント買いにいきたいんだけど、一緒に行かない?」

芽生が小首を傾げて聞いてきた。

「うん、いいよ。いつ行く?」

「あたし土日どっちでも大丈夫だよ。祐香ちゃんは?」

「あ、あたしも大丈夫」

「…そう?良かった~!!」

土曜日に買い物行くことにして。

どんなのがいいか話したりしながら、あたしは予定が出来たことにどこかほっとしていた。



雑誌を見ながら、何を買いに行くか考えてる祐香をみて、芽生は内心ため息をつく。

友喜くんから「祐香ちゃん最低どう?」なんて聞かれて…最近避けられてるかも、なんて心配してたけど…。

土日に関しては、忙しいってのは嘘みたいだし、ほんとに避けてるのかな…?

どうにかしてあげたいけど…どうしたらいいのかなぁ…。



「恵実ちゃん、どうしよう!?」

「…どうしようって言ってもさぁ~」

恵実は頭を抱えた。

「祐香もだいぶ後悔してるみたいだけど…だからって素直に謝るタイプじゃないしね~」

「まともに説得しても無理じゃない?」

「うん。何度となく失敗してる」

「こうなったら…罠でも仕掛けちゃう?」

「…どうやって?」

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