ショートラブストーリー
第6章 祐香(ゆか)
しばらくすると、友喜と並んであの人が紙袋を下げて出てきた。
お店の前で何か話して…すると、女の人が嬉しそうに顔の前で手を合わせると、友喜の腕を取って歩き出した。
「ちょっ…」
「祐香ちゃん、しぃっ!!」
芽生に口元押さえられて、あたしは不満げに芽生を見る。
「祐香ちゃん、後つけるよ」
はぁ!?
「気になるんでしょ?いこ!?」
だからって尾行するの!?ストーカーみたいじゃない!?
ものすごく乗り気な芽生に半ば引っ張られるように友喜の後を追いかけた。
背が高いから、人混みに紛れてもどうしても友喜が目に入る。
女の人と楽しそうに話してる姿に、何だろう。イライラというかムカムカというか…とにかく、いやぁな気分になる。
「芽生、もう帰ろうよ」
「えぇ!?だって気にならないの!?」
そりゃ気にならない訳ないけど…こんな気分で追いかけてるのも嫌なんだけど。
二人はジュエリーショップの前で立ち止まり、ディスプレイされてる商品を見て…
屈み込んで商品を見てる友喜の横顔。
何だってそんなににやけてんのよっ!!
二人で何か話して、照れ笑いを浮かべながらお店に入っていく。
「…あたし、帰る」
「え!?祐香ちゃん!?」
芽生が戸惑ってるの分かるけど、これ以上この場所にいられない。
あたしは走ってその場から離れた。
お店の前で何か話して…すると、女の人が嬉しそうに顔の前で手を合わせると、友喜の腕を取って歩き出した。
「ちょっ…」
「祐香ちゃん、しぃっ!!」
芽生に口元押さえられて、あたしは不満げに芽生を見る。
「祐香ちゃん、後つけるよ」
はぁ!?
「気になるんでしょ?いこ!?」
だからって尾行するの!?ストーカーみたいじゃない!?
ものすごく乗り気な芽生に半ば引っ張られるように友喜の後を追いかけた。
背が高いから、人混みに紛れてもどうしても友喜が目に入る。
女の人と楽しそうに話してる姿に、何だろう。イライラというかムカムカというか…とにかく、いやぁな気分になる。
「芽生、もう帰ろうよ」
「えぇ!?だって気にならないの!?」
そりゃ気にならない訳ないけど…こんな気分で追いかけてるのも嫌なんだけど。
二人はジュエリーショップの前で立ち止まり、ディスプレイされてる商品を見て…
屈み込んで商品を見てる友喜の横顔。
何だってそんなににやけてんのよっ!!
二人で何か話して、照れ笑いを浮かべながらお店に入っていく。
「…あたし、帰る」
「え!?祐香ちゃん!?」
芽生が戸惑ってるの分かるけど、これ以上この場所にいられない。
あたしは走ってその場から離れた。