テキストサイズ

ショートラブストーリー

第10章 美帆②

課長の舌があたしの口の中に入ってきた。

ディープキスって言葉も知ってるし、どんな事されるか知ってるけど…

あたしはどうしたらいいの!?

無意識に課長の舌を避けて、自分の舌を口の中で萎ませる。

けど。

狭い口内でどれだけ頑張っても無駄で。

課長の舌先が、あたしの舌に触れた。

びくっ!!

初めての感覚に、体が跳ねる。

舌って…ディープキスって!

ヌメッてしてて、生温かくて、ザラッてしてて!!

あたし、思わず声をあげてしまった。

「…え!?」

驚いた課長と至近距離で見つめあった。

あれ?課長の顔…戸惑ってる?

「もしかして…初めて?」

「…はい…」

隠しても無駄かな、って思って素直に頷く。

課長と、ディープキス、しちゃったんだ…。

ドキドキを通り越して、体が熱い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ