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ショートラブストーリー

第6章 祐香(ゆか)

次のデートの日。

あたしは友喜を買い物に付き合わせた。

いつもなら絶対に一緒には行かないランジェリーショップに行って。

あたしに似合うの選んで来て、って店の中で放置して。

選んで来た商品に難癖つけて、選び直させて。

顔を赤くして、周りや店員の視線気にしながら下着選んでる友喜を見て、楽しんでた。


こんなことで許されると思ったら大間違いなんだから!!


ご飯を食べに行っても。

「祐香ちゃん、何が食べたい?」

「何が食べたいか当ててよ」

「え…と、じゃあパスタとかは?」

「イタリアンな気分じゃない」

「えー、じゃあ何がいいかなぁ…」

どんなお店に連れていかれても、出てきた料理がどんなに美味しくても、あたしは文句を言って友喜を困らせた。

そんな付き合いをしてても、友喜は怒る事もなくあたしのわがままを許し…それに対してもあたしは腹が立って仕方がない。

そんな事を繰り返していくうちに、12月になっていた…。

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