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ショートラブストーリー

第6章 祐香(ゆか)

「祐香、あんたもういい加減にしなよ!!」

恵実と芽生(めい)と3人でランチをしてた時、あたしは2人に怒られていた。

「そのうち仲直りすると思ってたから何も言わなかったけど、もういいでしょ!?」

「友喜くん、可哀想だよぉ」

「だって…」

二人に詰められて、あたしは唇を尖らせた。

あたしだって、この状況はよくないって分かってる。

だけど、『許す』なんてあたしから言うの?

それっておかしくない!?

「アンタのわがままに振り回されてるの、端から見てると痛々しい位だよ!?」

「健気すぎ。早く救ってあげてよ」

「だって…あたし、まだ許してないから!!」

「祐香!!」

「いいの。あたしは別れるって言ったのに、何でもするからって頼み込んで来たのはあっちなんだから」

「…そんな事言って。後悔するよ」

恵実は眉をひそめた。



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