まとまらないお話たち
第17章 17
この世界での生理用品を貰いに行くというついでに、いかがわしい下着やら服やらは全てあのオバサンに返した。
『いいわよ、タダなんだから』『(それでも)要りません!』……押し問答が暫く続いた結果。
他に客も居たことだし、オバサンもそれを気にしたのか店内の商品が並ぶ棚から一つ取り出して(中は見えなかったけど見える範囲に飾ってあるのは一応マトモな服ばかりだから大丈夫だろう。怪しいのは全部店の奥から出してきたから)風呂敷みたいな布に包んで手渡してきた。
『あんた地味だから惜しいと思ったんだけどねぇ』とかオバサンはぶつぶつ言いながら、半眼の私に『今度は旅人にも人気の品よ。見た目の割に魔法使いの術が施されてて体温調整してくれるからね。上着を羽織る必要もないだろう』…それでも信じられず返そうとしたところで、『すみません、会計お願いします』…そんな声がかかった。
すぐに対応するオバサン。
そういえばここの店は、オバチャン一人で切り盛りしてたな……。
いつまでもいたら迷惑だし、早く帰ろう。
「(生理用のパンツか…。汚れるたびに洗って使えと言われたけど、不衛生だなぁ……)」
でもまさかこうなるとは予想してなかったからバッグには何も用意してなかった。
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