まとまらないお話たち
第4章 4
まぁ信じなければいけないようなので癪だが認めよう。
けど、どうにも納得いかない部分がある。
大の石を持つ者にとっては利益のあるものかもしれない、小の者を護る代わりに不老不死になれるのだから。
…なれるの、だけど。
小さき方はただ「護られる」だけで石自身の守護の力は働かない。
しかも当然のこと、年をとり、死ぬ…大の者を巻き込んで。
それでは目が離せないじゃないか。
……いや、それが本来の目的か。
しかも大小の石などと名前をつけてはいるが、ヴィーデにもそれぐらいは判る。
大小じゃない…男女、だろうことが。
不死の身になれる代わりに、生涯愛する女の傍にいて守り続ける……最期の時が訪れるまで。
「(…素敵な御伽噺だよな、本当に)」
悪いけどまだそんなものに縛られたくはない。
不死の身になれるのは何かと便利だろうけれど、だからといってこんな明らかにコドモの少女を護れと?
彼女を終生の配偶者にしろ、と…?
そういえば「本当に護りたい」と思ったときにのみ力は働くから、だから一方でその相手を見つけるのが大変だという言葉もどこかであったような。
…クダらない。
「………大丈夫だよ、寧ろ死んだほうが俺的には良かったかも」
半分本音で未だに心配そうにこちらを見上げていた少女に言い放つと、「そんなこと言わないで」とうっすらとその瞳に涙が浮かんだ。
「あなたが死んじゃったら困るよぉ…っ、私逃げられないじゃん……」
「……。人を頼るクセ、やめた方がいいとおもうけど」
子供でもあんたより早く独り身になって社会と戦う子は何人もいる。
それだけの五月蝿そうな口があるなら、社会の波に呑まれることもないだろうし…大丈夫だろう。
「…あ、そうだ」
背を向けて立ち去ろうとしたことで石の存在を思い出し、彼女のコートのポッケに手を忍ばせる。
目的のものをさっと掴み取り、一歩足を後ろへ引いた。
「―――旅のお供を捜すなら、もっと忠実な部下をお捜し下さい。ミール様」
軽く会釈してそのまま背を向けた。
…色々彼女にとっては傷つくようなことを言っている訳だし、もうついてこないだろう。
どうするか。
まずは日が沈んでからでもなんとかして宿屋へ戻り、荷物を……いや、下手したら彼女の国の兵士が証拠品とかで、手に入れてしまっているかもしれないけど。
「(色々と手に入らない便利なモノもあったから地味に困るな…)」
けど、どうにも納得いかない部分がある。
大の石を持つ者にとっては利益のあるものかもしれない、小の者を護る代わりに不老不死になれるのだから。
…なれるの、だけど。
小さき方はただ「護られる」だけで石自身の守護の力は働かない。
しかも当然のこと、年をとり、死ぬ…大の者を巻き込んで。
それでは目が離せないじゃないか。
……いや、それが本来の目的か。
しかも大小の石などと名前をつけてはいるが、ヴィーデにもそれぐらいは判る。
大小じゃない…男女、だろうことが。
不死の身になれる代わりに、生涯愛する女の傍にいて守り続ける……最期の時が訪れるまで。
「(…素敵な御伽噺だよな、本当に)」
悪いけどまだそんなものに縛られたくはない。
不死の身になれるのは何かと便利だろうけれど、だからといってこんな明らかにコドモの少女を護れと?
彼女を終生の配偶者にしろ、と…?
そういえば「本当に護りたい」と思ったときにのみ力は働くから、だから一方でその相手を見つけるのが大変だという言葉もどこかであったような。
…クダらない。
「………大丈夫だよ、寧ろ死んだほうが俺的には良かったかも」
半分本音で未だに心配そうにこちらを見上げていた少女に言い放つと、「そんなこと言わないで」とうっすらとその瞳に涙が浮かんだ。
「あなたが死んじゃったら困るよぉ…っ、私逃げられないじゃん……」
「……。人を頼るクセ、やめた方がいいとおもうけど」
子供でもあんたより早く独り身になって社会と戦う子は何人もいる。
それだけの五月蝿そうな口があるなら、社会の波に呑まれることもないだろうし…大丈夫だろう。
「…あ、そうだ」
背を向けて立ち去ろうとしたことで石の存在を思い出し、彼女のコートのポッケに手を忍ばせる。
目的のものをさっと掴み取り、一歩足を後ろへ引いた。
「―――旅のお供を捜すなら、もっと忠実な部下をお捜し下さい。ミール様」
軽く会釈してそのまま背を向けた。
…色々彼女にとっては傷つくようなことを言っている訳だし、もうついてこないだろう。
どうするか。
まずは日が沈んでからでもなんとかして宿屋へ戻り、荷物を……いや、下手したら彼女の国の兵士が証拠品とかで、手に入れてしまっているかもしれないけど。
「(色々と手に入らない便利なモノもあったから地味に困るな…)」
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