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まとまらないお話たち

第6章 6

……断りたかった、いくらなんでも体格がいい分胸も大きいほうに入る晴子より、細みな自分は確実にAだから。
しかも彼女の選んでくるのは黒のレースやらおそろいのショーツなんかも、結び目が紐やら………。
本当に中学生で着けるのは早すぎる下着ばかり。
適当に用事をつけて帰ろうかとでも思ったが彼女はしっかりと、自分の傍にいるようハル子に命じトイレに行かせる間も与えなかった。
ミニスカートに、そして胸元も開けていれば一応は自分も高校生に見えるのだろうか、…そういえば高校でもセーラーはあるし。
けれどもし、地元のこの制服を知る人が来たら、先生なんかと会ったりしたら。
でも何本も電車乗り換えたりはしてるし大丈夫だろうか……晴子が「これはどうや?」と訊いてくる柄に、適当に「良いんじゃない?」と返しながら只管彼女が選び終わるのを待った。

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