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まとまらないお話たち

第6章 6

少し強めに中を掻いたりしたあとで指を抜き、自身を挿れる。
『放課後とか夏休みの補習とかさっ、コッソリヤってんじゃねぇの? 「センセイごめんなさい、もうしませんから許して…ッ」とか尻突き出して言わせたりしてな』
『ハァ? …何考えてんだ、お前』
『いやいやマジで! あー、この子とかすっげぇ可愛い。ヤりてぇー』
『…………阿呆、生徒に手出したら捕まるっつーの』
手渡した、自分が担当しているクラスメイトの写真を見て必死に吟味している中嶋を、冷めた目で君村は眺めていたが。
中嶋の指した指先にいたその生徒に、思わず飲んでいた茶を噴出しそうになった。
『…な、この子見た感じ大人っぽいし! 女子高生に見えなくもないっ。新作の奴にでもお前と2人で出てくれよっ、題名は「イケない関係の私達」。な、ギャラは高く出すからさー』
『…じゃ、一億』
『いっ!? そ、そりゃお前無理ってものが…』
『じゃあ却下』
写真を取り上げて、仕舞う。
まぁ仮に出せるといっても、引き受けなかったが。
…中嶋が指差したのは、指名したのは滝本ハル子。
「あぁぁッ……怜…怜耶…っ!」
軽く律動しながら、自分の下で呻く彼女に別の顔が重なる。
『いやっ…先生、お願い許してッ……』
なんで出てくるんだ、引っ込んでろよ。
自分が今抱いているのはまどかだ、そう感じたくて乱暴にその口を塞いでも。
実際に抱いているのは、触れているのはまどか。
それに変わりはない、けど…幻覚という現象は、君村の目にハル子を映させた。
『イイコになります、私、これからは先生の言うことだけを聞く、良い子になりますから…!』
『実際はヤってるんだろ? この子を組み伏せているんだろ?』
再び脳内に響いてくる中嶋の声も鬱陶しい。
奴め、普段は出てなんかこないくせに。
こういう時に限って…まるで呪文みたいに。
今度会ったら一発殴るでも何なりして。
この時の鬱憤を晴らそう。
<帰らせてくれなかった、先生は。すぐ終わるから……そんなことを言って>
そしてなんでだかわからないが、これまた絶妙なタイミングであの絵の言葉が蘇り。
しかも微妙に訂正されていた、…これは一体何の訂正だ、ムカつく。
腹が立つ。
「ヤッ怜ちゃんっ…あ、あ、あぁ―――――ッ!!」
彼女が果てたと同時に、自身からもソレは流れ出た。
だが同時にどこか後悔でもする、もしコイツが妊娠したら?

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