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まとまらないお話たち

第6章 6

学年は違うから範囲は勿論違うだろう、3年の問題なんかわかるはずなく、そして逆に受験勉強の邪魔になるかもしれない。
でも何か手伝えることはあるはずだ。
その一心で言葉を出してちょっとアレかもしれない、とハル子は思っていたが。
「……」
一瞬きょとんという顔を加藤はしたあとで。
「ありがとう、じゃあ一緒にやろうか」
やわらかな笑みを見せて彼は言った。
その、心の底からの嬉しそうな笑顔に無茶な提案をしたと自分でも思っていたハル子は半ばほっとした。

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