妹萌えフラグ
第3章 妹の行動
「好き…って…」
ユイが、俺を?
好き?
ないないない!
「からかうのは止めろよな。」
俺は、息子をしまうため、ジャージのズボンに手をかける。
「久しぶりまともに話しができたと思ってたケド…。まぁこんな状況じゃ仕方ないわな」
本音だった。
久々にまともに話せたのに…
こんな情けない兄貴を見て、妹は失望して俺をからかったのだろう。
それにしても…不覚。
妹に欲情して、いやさせられて?イってしまうなんて…。
親には絶対にばれちゃならん。
「ユイ、このこと親父にもお袋にも絶対に言うなよ!」
俺が起き上がりながら念を押すと、ユイは口を尖らせ、
「言うわけないじゃん!」
と怒鳴った。
ですよね。
少し安堵しながら、俺はユイをよけてベッドから降りる。
てか、なんでユイはどけないんだろうか…。
「ならよかった…」
とか俺がブツブツ言いながら、部屋を出ようとしたときだった。
「もしも、私がバラしちゃったら…」
「えっ?」
ユイが、ベッドから腰をあげ立ち上がる。