妹萌えフラグ
第2章 兄のホリデー
今、俺の起ちかけのものが、ユイに見られている…
恥ずかしさからか、俺の息子が再び自己主張を始める。
中途半端に終わりたくない。
でも、ユイに弁解をしなければ…。
しかし、そんな俺の葛藤、は呆気なく崩壊する。
「オナニーしてたんだよね?」
ユイが不様な俺に歩み寄る。
「お、お前、そんなこと知ってるのか…」
うろたえる俺をよそに、ユイは俺のベッドに腰をかける。
ユイの重みで、ベッドが形を変えたので、俺は危うくバランスを崩しそうになる。
「うおっと!!」
「おに~ちゃん…」
ユイは、虚ろな目をして、そう呟くと俺の息子を撫で始めた。
「ちょっ!!おまっ、何して!!」
俺の息子を握るユイの手をどかせようとするが、ひじで上半身を牽制され、上手く動けない。
「や、やめろ、ユイっ…うっ!あぁっ!」
「今やめちゃったら、お兄ちゃん気持ちよくなれないでしょう?」
ユイの細い指が息子に絡んでくる。
いつも自分でしてるのより、数倍キモチヨクテ…。
されてる、という感覚からだろうか。
先程より早く、俺はイッてしまった。