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年下なんて関係ないっ!

第2章 偶然?いや、奇跡?

「王子様とか。」

うわっ。今になって、自分の言ってることが恥ずかしくなってきた。

「ま、王子様って称号にふさわしい顔だけどね。」

『でしょ?って、爽子、狙っちゃダメだよ。あんた、人妻なんだから。新婚早々、不倫する気?』

「まっさかー。そんなわけないじゃない。かっこいいって言っただけよ。」

そう、爽子は結婚1年目の人妻なのだ。

しかも、相手は営業部のエリートで、社内一のイケメン。

全く、出会いのない紗江にとっては羨ましいことこの上なしであった。

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