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年下なんて関係ないっ!

第2章 偶然?いや、奇跡?

「でも、ウチの旦那のイケメンの天下は今日で終わりね。あの子のほうが、かっこいいもん。」

『うーん。そうかなぁ。』

確かにイケメンだが…。

じーっと戸塚を見てみる。

同期らしい女子と溶けたチョコを型に流し入れている。

あっ。笑った。

やっぱり、あの時とおんなじ笑顔だ。

何よ。さっきは私に笑いかけなかったのに。

「きゃーーーー‼︎」

ん?と振り向くと爽子があたふたしている。

「紗江!あんだけ、オーブン見とけって言ったでしょーがっ!」

爽子の手元には真っ黒にこげたブラウニーの残骸が…。

『ひぇー!ごめんなさいっ!』

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