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年下なんて関係ないっ!

第2章 偶然?いや、奇跡?

『んああっ…ふぐっ!』

突然、口を塞がれる。


目が合うと、しーっと指を唇に押し付けた。

全面ガラス張りの廊下から、光が近付く。

カツカツカツカツ

腕を強く引かれた。

ソファーの後ろに2人で隠れる。

「…あれ?声が聞こえた気がしたんだがなぁ。」

この声は!

いつも挨拶をしてくれる警備員の久坂さん!

「久坂!見回りは終わったか?」

無線から声が入る。

「…ああ。誰の姿もないのに、人の声が聞こえたんだ。」

「幽霊じゃないか?」

大きな笑い声が聞こえた。

「やめろよー」

久坂さんは無線と会話をしながら、会議室を出て行った。

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