テキストサイズ

年下なんて関係ないっ!

第4章 まさかのライバル宣言

『本当にいい店だね』

「でしょ、雰囲気が好きなんです」

「いらっしゃい」

「いつもので」

「はい、お嬢さんは?」

『カシスオレンジで』

「はい」

注文してから、周りを見ると、本当にいい店だと思えた。

心地よく流れるジャズに赤を貴重とした店内。

奥で寄り添い合う熟年カップルは映画のワンシーンのようだ。

『…いいなぁ』

つぶやいてから、焦る。

心の声を口に出していた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ