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年下なんて関係ないっ!

第4章 まさかのライバル宣言

〜春樹 side〜

「…だから、言ったのに」

俺に対抗した先輩は10分も経たずに潰れていた。

「マスターもやめてくださいよ」

「これはこれは失礼しました」

「お金、これで足りますか?」

カウンターに数枚の札を置く。

「いやいや、多いくらいです」

「さっき、騒いだ迷惑料だと思って下さい」

「…わかりました。
それにしても、あなたはこの方がお好きなんですね」

「何言ってるんですか?」

「さきほど、潰れてしまった彼女を愛おしげに見つめておいででしたよ」

思わず、顔が赤くなる。

「そんなことないです!もう、帰ります!」

俺は急いで、先輩をおぶった。

「ふふふ…またのお越しをお待ちしております」

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