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年下なんて関係ないっ!

第1章 出会い

優しい手だった。

とても、豪快に男を投げた手とは思えない優しい手だった。

私はその優しい手に引かれながら、駅員室にやってきた。

男は、離婚したばかりで人肌恋しくなってしまったのだという。

そっか。そんな事情が…、まあ、水に流してもいいか。

そんなことが思えるほど、心は穏やかになっていた。


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