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もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

「はぁはぁ…も…シンドい…」

コテッ

あたしは心の胸に頭を預けた。

「年下の癖にッ…」

あたしは心を見上げながら言った。

心「ッ…///うるせぇよ」

輝「ねぇ、もっかい輝一って呼んでよ」

輝一が耳元で言ってきた。

「ッ…///ヤダ…」

あたしが反抗すると、

輝「さっきは呼んでくれたのに?」ニヤ

「ッ…///…き…いち…//」

輝「ッ…///やっぱこれハマる//最後までヤリてぇ…」

「ふ、ふざけないでよ…//最後までなんて絶対ヤダ」

だって、蓮もいるし…
しかも、こんな人に攻められたら体が持たない…

心「別にいいじゃねぇか」

何か、先輩に向かってタメ口になってんだけど…

「よくないよ‼」

心「何でだよ」

「だって…」

蓮がいるから。
そう言っていい雰囲気じゃなさそうだし…

孝「蓮だろ?蓮が好きなんだろ?まぁ、現に付き合ってるしな」

突然今まで後ろの方で見ていた孝先輩が言ってきた。

それがまた、図星なんだよね…

「ッ…///」

あたしは顔を赤くして俯いた。

輝「あんな奴の何処がいいんだよ」

心「お前、アイツがやってる事知ってんのか?」

「ッ…」

その言い方だととてもいい事はしてるようには思えない。
友達もこの3人も皆、あの先輩は止めとけって言う。

本当のとこ言うと、何度か女の人と歩いてるところとか殴られたりする事もあった。
だけど、優しくしてくれる彼を信じたい気持ちが強くて、付き合ってるのだ。
でも、先輩といるだけで幸せだし、デートするだけで楽しい。
だから、あたしは自分を騙している。
女遊びする人嫌いって言ってるのに、矛盾してるよね…

心を見ると何やらスマホをイジリ出した。

心「ほら、この写真見ろよ。女と腕を組んで歩いてんだぜ?」

心がスマホをあたしに見せてきた。

そこには、蓮と知らない女の人が腕を組んで寄り添って歩いてる写真だった。
まるでカップルみたい…

でも、あたしは別に傷つくって感じじゃなかった。

もう見慣れたのかもしれない。先輩はあたしを愛してくれてるのだからそれでいい。
そう思ってしまう。

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