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もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

「……知ってるわよ…蓮がしてる事なんて…」

ポロッ

涙が頬を伝った。

孝「ッ…‼知っててまだ、付き合ってるのか?」

「…どうしようとあたしの勝手。孝先輩には関係ないですから」

あたしは涙を拭いながら言った。

孝「ッ…」

急に空気が重くなった。
思い沈黙が流れる。

心「…関係あるから…」

突然、心が言った。

「意味わかんない…」

心「だって今日から兄弟だし?」

「…兄弟に恋愛話するなんてありえない。ましてや、年下の弟なんて」クスッ

心「兄弟に言えない関係なんだな?」ニヤ

「…」

グイッ

あたしは心の胸ぐらを引っ張ってあたしの顔に近づけた。

心「なん…だよ…」

「ニヤッ…」

チュッ-
レロレロ…

あたしは怪しく笑って、心に深いキスをした。

ス-

キスだけじゃない。
指先で、最初は頬、そのままゆっくり下がって首筋…鎖骨…胸筋…お腹まで行ったら、今度は服の中に手を入れて、また指先で背中やお腹を直で肌に触る。

あたしは心にそんな事をしながら、少し奥にいる孝先輩と輝一を見た。

孝先輩は顔を赤くしながら四方を見ていた。

バチッ

あたしは輝一とバッチリ目が合った。
輝一も顔を赤くしてた。

「ニヤッ」

あたしは輝一に怪しく笑った。

輝「ッ…////」

輝一は一段と顔が赤くなって慌てて孝先輩と同じように違う方を向いた。

さっきまで、あたしを攻めてた人とは思えないね。

あたしはキスをやめて心の耳元で言った。

「先輩をいじめるのは程々にね?心」クスッ

そう言った瞬間、心は急いであたしから離れた。
さっきまで、されるがままだったのに。

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