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もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

「れ…ん…」

あたしは無意識に蓮の名前を呼んでいた。

蓮もあたしを見て驚いている。

蓮「り、凛ちゃん…‼‼?」

蓮はその後あたしの後ろにいる、3人を見て何故かホッとした様な表情を見せた。

蓮「なぁ〜んだ。凛ちゃんも同じ事してたんだ〜じゃあ、俺を責められないね?」

その言葉を聞いた瞬間、何か目が覚めた気がした。
あたし、こんな男と付き合ってたの?
ありえない。

「蓮、別れよっか」クスッ

あたしは何故か、笑って言った。
何か今までの自分が可笑しく思えて。

蓮「え〜でも、凛ちゃんとのsexは最高だしなぁ〜うーん…捨て難いなぁ…」

……
あたし、こんなカスと付き合ってたの?
ありえない…
あたし、目が可笑しかったのかな?
目じゃないか‼全部が可笑しかったんだ。

「あたしは蓮とのsex最低でした。だって、スゴーい下手だったんで」クスクス

あたしはホントのことを言った。
自分だけ気持ちいいのか知らないけど勝手に動かしたり、あたしの体を気にかけないで…

バコッ

ドサッ

蓮があたしを殴ったから、あたしは壁に叩きつけられた。

「ッ…」

痛みに顔を歪めていると…

グイッ

蓮に思いっきり髪の毛を掴まれて引っ張られた。

蓮「俺に生意気な口、聞いてんじゃねぇよ‼お前なんてこっちから願い下げだ‼」

そう言って、ケバい女と一緒に戻っていった。

すると3人が近づいてきた。

輝「大丈夫かよ…」

そう言ってあたしの頭を撫でてきた。
3人には、コソっと手は出さないでと頼んでいた。
ややこしくなるのが嫌だったから…

「別にへーき」

心「俺、すげぇ殴りたい…」

「だめ…さぁ、早く戻るよ!」

あたしは髪の毛を手ぐしで整えながらお母さんの所へ戻った。

母「あら?やっと戻ってきたわね!逃げちゃったのかと思ったわ」クス

「ごめんごめん」ニコッ

あたしはお母さんに謝りながら座った。
孝先輩達も座った。

母「あら?凛、口の端が切れてるわよ?」

ギクッ…

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