テキストサイズ

もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

母「さっきの男の子、彼氏?」

お母さんが聞いてきた。

「元カレ」

母「これは、元カレがしたのね?」

「ッ…」

あたしは唇を噛み締めるだけで何も言わなかった。

母「気づいてあげられなくてごめんね」

ヨシヨシ

そう言って頭をなでてくれた。

「これぐらい、大丈夫だよ…ってか、ほんとあたし達って男運ないよね?お父さん最低だったし」クス

あたしはお母さんに笑って言った。

母「ほんとにね!」クスクス

輝「え?お父さんって?」

「あたしのお父さん、事故で死んだんだけど、あの人お母さんにDVして、挙げ句の果て浮気してたの。まぁ、蓮みたいな人。親子揃ってホントに何してるんだろうね」クス

母「案外、自分の近くにいるもんよ。運命の人って!」ニコッ

そう言ってお母さんは裕志さんを見て微笑んだ。

「お母さんはいいなぁ〜なんてね〜」ニコ

母「あら?凛もいるじゃない?3人も☆」

そう言って孝先輩達を見た。

「えっ?はぁ?…でもお母さん再婚したんじゃ…」

母「でも、まだ籍は入れてないの。まぁ、だから同棲状態になるわね。だから別にあなた達が付き合っても問題ないってね☆裕志さんと決めたの〜」クス

「な、何で付き合う前提で話し進んでるの…?」

母「あれ?まだ言われてないの?」

裕「お前らまだ、言ってねぇのか?」

裕志さんは3人に聞いて、お母さんはあたしに聞いた。

「ん?何が?」

あたしは訳がわからず3人の方を見た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ