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もっとして♡

第1章 最高で最低な彼

輝「凛ちゃんさ、合コンやめといたら?」

突然、輝一が言い出した。

「何で?ってか藤木くん…」

輝「輝一って呼んで!」

「輝一ってよく合コンに居るし…ってか、こないだの合コンで沙奈(さな)と盛り上がってたから、付き合ってるんじゃないって噂だよ?沙奈に聞いてもニヤけてるだけだし…」

沙奈はあたしの大親友。
小学校の時から一緒。

輝「付き合ってねぇし!!沙奈ちゃんに近づいたのはッ…ボソッ…凛ちゃんの情報を聞き出すため…//」

「え?何?最後が聞き取れなかった」

母「もう‼もどかしいわね‼この際3人で凛、襲っちゃえ☆」

……は‼?

裕「あぁ‼それが良いじゃないか‼」

なに、裕志さんまで賛成してるの‼‼?

「はぁ‼?意味わかんない‼何で襲われないといけないのよ‼ってか、いっぺんに…」

母「あらそう?凛、男遊びしてたとき結構、連れてなかった?」クス

「し、知ってたの?」

顔が青ざめてくる。
お母さんが居ない時に呼んでたのに…

母「知ってるも何も、夜中にあんな声聞こえてきたら…ねぇ?」ニヤ

「ッ…////」

母「昼間に帰ったら帰ったで、男用の靴が何足あったと思ってるの?」

「ッ…/////」

母「で、凛のお気に入りは幼なじみの…んごっ‼」

あたしはお母さんの口を手で塞いだ。
幼なじみの事だけは言われたくないからね…
また、ややこしくなりそうだし。

「お母さん、言わなくていいからッ////ってか、幼なじみの事はマジでだめ////」

裕「凛ちゃん意外と激しいんだね」クスクス

「ッ…////ってか、さっきからめっちゃ睨まれてるんだけど…何かした?」

孝、心、輝「「「ギロッ」」」

裕「ハハハ…何でだろうね?」クスッ

母「むごっ‼」

あぁ‼忘れてた。
手離すの。

パッ

あたしが手を離した瞬間。
あれほど言わないでって言ってた事を言った。

母「凛がね。その幼馴染みの男の子、2個上のお兄ちゃんだったよね。その子を誘ってたのよ!まぁ、誘ってたのをあたしが見ちゃったからその時は何もしなかったみたいだけど、それから度々その子と遊ぶようになったわよね」クスッ

全部言っちゃったよ…お母さん…

母「我が子ながら、色気ムンムンで誘ってたからあたしもドキッとしたほどよ」クス

「も…やめてッ…////あの人とは何もなかったし///」

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