テキストサイズ

もっとして♡

第3章 淫乱家庭教師♡

爽「でもまだ決まったわけじゃ…」

春「見たのよ。彰也が綺麗な女の人とキスしてた所」

爽「なっ…」

春「ねぇ、爽くん。今日、彰也って金の龍のネックレス付けて行った?」ニコ

爽「………あぁ。」

春「……そっ…か…。」

ヤバイ。
俺何かヤバイ事言った?

春「……金の龍のネックレスは好きな人と会うときに付けてるって前言っててね。………爽くん、彰也に伝言お願いしてもいい?」

爽「あぁ」

春「……別れよ。って」

ポロッ…

そう言って春さんは涙を流した。

雨も降ってるから雨かもしれない。

けど、俺は涙だとハッキリわかった。

ギュッ…

その涙を見た瞬間俺は、春さんを抱きしめていた。

春「!!…どうしたの?爽くん。」

爽「……兄貴の代わりでもいいから俺と付き合ってくれませんか?」

俺は抱きしめながら春さんの耳元で告白した。

春「……彼女がいるのに?」

爽「…別れます。前から好きだったんです…」

春「…………………ダメだよ。彼女がいるならちゃんと大切にしないと。それにあたしみたいな女ダメだよ。もっといい女の子いっぱい居るし爽くんモテそうだし。だからごめん。離れてくれる?」


…………フラれた。

ホントは泣きそうだった。

けど女の前で涙なんて流したくない。

俺は春さんから離れた。

爽「…………クスッ…あぁ〜。兄貴の女奪って金踏んだくってやろうと思ってたのに。まぁ、元カノになるわけだから意味ねぇか…」

春「ッ…」

俺、何、春さん傷付けるようなこと言ってんだろ…。

爽「伝言のことはちゃんと兄貴に言っといてやるよ。用はそれだけ?」

春「あ…うん。ごめんね」

そう言って土砂降りの雨の中春さんは帰っていった。

ザ--

俺は春さんを抱きしめた場所、つまり屋根がなく雨が当たる所につったって、春さんが帰っていった方をずっと眺めていた。

兄貴はずるい。

春さんと愛し合える特等席に居るくせに他の女の所行きやがって…

ムカつく。

段々、兄貴に腹がたってきた時。

兄「お前が春の事、好きだったのは以外だったな。見事に惨敗だったけど」クスクス

声がした方を振り返ると、傘をさした兄貴。

……とそのとなりに肩を並べた女が歩いてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ