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もっとして♡

第3章 淫乱家庭教師♡

振り向くと彼女の凛音(リンネ)が目を見開いて玄関に立っていた。

服はもう着てる。

爽「………」

俺は黙って兄貴から離れて玄関に近づいた。

ベシャ濡れになったTシャツを脱ぎながら。

あ…まだ裏表逆になったままだった。
ダッセ…俺。

上半身裸で玄関に入った時、

凛「そ、爽くん…?だいじょ…」

爽「俺たち終わりにしよっか」

凛「!!!…え…何で。あたし何かした!?」

凛音は今にも泣き出しそう。

爽「……ごめん。別れよう」

凛「…あたし…爽くんが他の女の人が好きでも構わない。傍にいれたらそれでいいの…」

ギュッ

凛音はそういいながら抱きついてきた。

グイッ…

爽「……ごめんな、凛音。」

俺は凛音を無理やり離して、謝った。

ーー


それからと言うもの俺はずっと彼女を作っていなかった。

そして、今年の4月。
勉強を頑張ってもらうため母親が勝手に家庭教師を雇っていた。

そして、その家庭教師を見たとき俺は固まったんだ。

春さん。

それからと言うもの俺は春さんの話をちゃんと聞いて勉強を頑張った。

そのせいもあるのか、毎回テストの点数が上がっている。

春さんが何故俺って事が分からないかというと、両親が離婚して苗字も変わり、母親について行った俺は住む場所も変わった。

あの頃より性格も大人しめになったと思う。

よく、昔の友人に会ったら分からなかったと言われる程だからな。

これで春さんが分からなくても無理はない。

兄貴は一人暮らしをしてるようだ。

場所は知らない。

あれからというもの、俺は兄貴と険悪の仲だった。

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