
もっとして♡
第3章 淫乱家庭教師♡
ピ-ンポ-ン
ちょうど昔のこと思い出してたら家のチャイムが鳴った。
俺は春さんに布団をかけて、俺の部屋を出た。
ガチャ…
彰「よっ!」
ドアを開けるんじゃ無かった。
キィ…
俺がドアを閉めようとしたのが分かったのか、兄貴がドアの間に身体を滑り込ませて閉めれないようにされた。
爽「…んだよ」
俺は不機嫌オーラを出しながら兄貴に問う。
だって、兄貴がここに来るのは1年に一二回。
それも正月くらいだ。
なのに何で今日に限って…
彰「まぁまぁ、そう怒るなって!お楽しみ中邪魔したのは悪かったけどさ〜」
兄貴は春さんが履いてきたサンダルを見て言った。
爽「ただの家庭教師だ。で、何のよ…」
彰「春だろ?」
爽「あ?春さんが居るわけねぇだろ!」
俺は内心ハラハラだったが、そこはポーカーフェイスで何とか乗り切ろうとする。
あっ!そうそう。
春さんは兄貴と別れてから違うところに引っ越してしまって、足取りが分からなくなってしまったのだ。
だから、春さんに会えたことは本当に奇跡に近くて…
なのにそれをまた兄貴に持っていかれたくない。
まぁ、ちょっとした独占欲だろう。
彰「さっき、見かけたように思えたんだけどなぁ」
兄貴は俺を睨みながら言った。
爽「何だよ…俺が春さんの事隠してるとでも言いたいのかよ…」
隠してるけどな。
彰「あぁ。だってお前春の事好きだろ?俺に逢わせたくないから隠してんじゃねぇーの?ってか、ちゃっかり春とヤってたりして〜」
本当に。兄貴は馬鹿なのにこーいう時だけ勘が良い。
爽「だから、そんなのねぇって。ってか、兄貴は春さん裏切っといてよく会いたいとか言えるよな?無神経過ぎてある意味、すごいよ」
俺はバカにしたような物言いで話した。
彰「……あれは違うんだ…」
俯いてバツが悪そうにした。
爽「何が違うんだよッ!!!!」
俺はつい怒鳴ってしまった。
丁度その時、
春「爽…くん…?」
