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もっとして♡

第5章 シェアハウスのお兄ちゃん

ふぅーっ

今、リビングのドアの前。

よしっ!ニヤニヤしてないでちゃんと女の顔しないと!!!

ガチャ

リビングに入ると、ソファーに座る彪にぃの後ろ姿。

雑誌を見てる様子。

あたしはゆっくり彪にぃに近づく。

彪にぃのすぐ傍まで来た。

愛「…ねぇ彪にぃ、何読んでるの?」

ドサッ

あたしは彪にぃの隣に座る。

座るとミニスカだからギリギリアソコが隠れるくらいしかなくて今にも見えそう。

彪にぃの目線からだったら胸もガン見できる位置。

彪「………別に。俺が好きなアクセサリーの雑誌」

チラリとこちらを見ただけで雑誌に目を戻す彪にぃ。

くそぉ~!!!
まだまだっ!!

愛「へぇ~そうなんだ!!ブランド?」

あたしはわざと彪にぃの雑誌をのぞき込むようにして、さり気なく彪にぃの腕に胸を当てる。

彪「…まぁな。結構人気だと思うけど?」

あたしも知ってるブランドかな?
なんて素朴な疑問が浮かんだから雑誌に載ってるアクセをじっくり見てみる。

愛「ッ…!!」

あたしは顔が強ばった。

だって…このブランドは元カレが好きなブランド。

このブランドのペアネックレスも一緒に付けてた。

あぁーあ。嫌な事思い出した。

彪「…どうかしたか?」

はっ!そうだ、今は彪にぃのポーカーフェイスを崩す事だけに集中しよう。

愛「何でもない。それよりさ…」

パサッ

あたしは雑誌を取り上げて前にあった机に置く。

愛「そろそろ、ちゃんとあたしの事見てよ…」ニヤリ

妖艷に微笑んだあたしは、そのまま彪にぃを押し倒した。

彪「………何すんだよ」

余裕そうな顔。

もー!!何でポーカーフェイスなのっ!?

愛「………彪我…あたしさぁ欲求不満なの。ねぇ彪我……あたしを抱いて。」

そう言ってあたしは彪にぃの鎖骨から首、耳にかけて舌でなぞった。

彪「……はぁ、何言ってんだよ。いいから離れんんっ!!」

彪にぃの話しを最後まで聞かずにその口を自分の口をで塞いだ。

淡々と話す、冷静なままの彪にぃにイラついたから。

あたし、そこまで色気ないかな…?

自分から舌も入れて彪にぃの舌と絡ませ、クチュクチュと音を立てる。

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