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もっとして♡

第5章 シェアハウスのお兄ちゃん

……………

んぅん…んふぁぁ…

あ、あたしあれから寝ちゃったんだ…。

重たい体を無理やり起こして寝ぼけたままふと、時計を見ると…

もう5時じゃん!!晩御飯作らなきゃ!!!

晩御飯はあたしの役割だからね。

ドタドタ…

ガチャ…

急いで階段を降りてリビングのドアを開けると

羽、隼、彪「「「zzz…」」」

ソファーでは彪にぃが…
テーブルでは肘をつきながら羽宇にぃが…
床ではそのまま寝そべって隼にぃが…
寝ていた。

そして、キッチンでは…

智「あ!愛海、起きた?」ニコ

晶にぃがじゃがいもの皮を剥いていた手を止めて手を洗った。

愛「晶にぃ、帰ってきてたんだ!!おかえり!」

あたしはそう言いながらキッチンへ行く。

智「ただいま♪僕が帰ってきたら愛海も彪我達も寝てんだもん。…何かあったの?」

愛「何もないよ!」

あたしはそう言いながら今まで晶にぃが剥いていた剥きかけのじゃがいもを手に取ろうとした…が…

パシッ

ドンッ

その伸ばした手を晶にぃが掴んで壁に押し付けられた。

こ、こ、これって…世にいう壁ドン…ってやつじゃね!!?

えっ?えっ?なんで?何で晶にぃがこんな事するの!?

あたしは訳が分からないでいると耳元に晶にぃの顔が近づいてきた。

晶「…彪我を襲ったんだって?」

愛「ッ…///」

あたしは顔が赤くなった。

それは彪我の事を言われた事じゃなくて、いつもとは違う色気のある声だったから。

ペロリ…

愛「ぁんっ//」

突然耳を舐められて声が出てしまった。

その声を聞いて晶にぃが耳から顔を離して、あたしの目を見てきた。

晶「そんな可愛い声出したから抑えられなくなっちゃった」

そういって笑った晶にぃはいつもの可愛い笑顔じゃなくて大人の色っぽい男の顔だった。

愛「な、何言ってるの!?晶に……ふぅんんんっ!!」

晶にぃが突然あたしに深い舌を絡めたキスをしてきた。

両手は拘束されてるから動かせない。

クチュクチュ

愛「んぁぅ…ふぅん…ぁん…はぁっ…///」

な、何これ…

晶にぃのキス上手すぎ…

あぁ何か…頭がぼーっとしてきた。

丁度そう思った時…

…クチュッ

愛「ぁ…」

晶にぃが口を離したとほぼ同時に物足りないって様な声が出たしまった。

だって、ホントにもう少しして欲しかったから。

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