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〜Strawberry JAM〜

第1章 〜失業〜

「そろそろ…繋がるかな?」



昼下がりの街中で携帯電話を失ってから3時間。



だんだんと暗くなる外を見て
私は近くの公衆電話から
もう一度時間の携帯電話に電話をした。








ープルルルル…。





『もしもし。』


「出た!!」


『誰?』


「誰って、あの、ケータイの持ち主ですが!
あなたはさっきの方ですか?」


『あぁ。』


「あぁ。って!人からケータイ奪ってなんですかその態度!すぐに返していただけます?」


『…いいけど。』


「うちの最寄は◎◎駅なので、そちらに持って来てもらえます?」



男の態度に腹が立った私は
少し高圧的にそう言った。

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