
秘密のカップル
第2章 学校の障害者用トイレで。
梨華「っはぁ…はぁ!」
逃げ場を失いかけていた私は、
誰もいない女子トイレに向かおうとしていた。
後ろからはクラスの男子の声。
こ、こわい!!
弘樹のせいだぁあ泣
トイレに入ろうと角を曲がった瞬間、
誰かに腕を引っ張られて、
入ったところは…
障害者用のトイレだった。
広いスペースに、かがみ、
ちょこんとあるトイレ…
かがみ台には芳香剤。
いい匂いがした。
ていうか…
梨華「もう!腕引っ張ったの誰…って…弘樹?!」
目の前には弘樹がいた。
弘樹「ここさ、障害者用トイレだから広いっしょ。芳香剤あるからいい匂いだし、普段誰も使わないから床も綺麗。」
なにが…言いたいの?
梨華「あんたねぇ……私がどれだけしんどい思いをしてここまで走ってきたかわかる?…クラスの男子に追いかけ回されてねぇ…」
正直息が切れていた。
弘樹「逃げたら絶対梨華はここくるじゃん。もうしってんだよ。
だから走らせた。だからここに俺はいた。」
はぁ?
わけわかんない。
梨華「どういうこt…んん!」
突然、舌をいれたディープキスが
始まった。
