禁断兄妹
第63章 聖戦
身体を残して
全ての感覚が
私から離れていく
夢の中
人形のように座る自分を
ガラス越しに見てるよう
「さて挿入れるか‥‥」
自立したそれから離れた手に
スカートが大きくまくり上げられて
いつの間にかその手に握られているナイフに
タイツをはいている
両足の真ん中が
下着ごと
切り裂かれていく。
露わになった繁み
目に映る光景は
もう何も
五感に繋がらない
指先を下にした
男の手が
私の入り口を
二本の指で
ドオン!!
「もえさああああああん!!!」
落雷
地震
ドオン、ドオン!!
違う
「もえさああああああん!!!」
フロントガラスに映る人影
灰谷
さん