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禁断兄妹

第7章 二回目の絶頂


「ん‥‥ッ‥‥!」


痺れるような快感が
その指先から広がっていく。

騙されてた
俺はバカみたいに信じてた

さっきの言葉は
どういう意味なの

何が言いたいの


「待って、お兄ちゃんッ、さっきの言葉‥‥っ」


「‥‥ほら、俺の指に集中して‥‥?」


甘い声ではぐらかされて
ゆっくりと繰り返される指の動きは
私の頭をたちまち真っ白にしてしまう。


「あ‥‥ッ、お兄、ちゃん‥‥っ」


私はぎゅっとソファのへりをつかんで
溢れ出しそうな甘い吐息を閉じ込めようと
強く唇を噛んだ。

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