
禁断兄妹
第84章 愛してない
あやすように
髪や頬を撫でられながら
口づけが降って
そして
開かれている私の両足の間に
修斗の指が
忍び込んだ。
「‥‥っ!」
顎が上がり
身体が仰け反る。
花びらの一枚一枚を
繊細になぞり上げる指先
「あ、あっ、あ‥‥っ」
めくり上げるようになぞられると
蜜がどっと溢れる感覚に震える。
すごく濡れていること
自分でもわかっていたけれど
こんなに
「今夜だけでいい‥‥全てを俺にくれ‥‥」
狂おしい囁きと共に
中へと挿入れられていく
太く長い指
「ああっ、あ、あああ‥‥っ!」
がくがくと震える肘
後ろについた両手で
強くシーツを握りしめた。
そして
身体を沈めた修斗の
ため息をつくような吐息が
修斗の指を受け入れている花びらへかかり
熱く濡れた舌が
クリトリスを舐めあげた。
「きゃあ‥‥っ」
軽い絶頂に押し上げられて
身体が跳ね上がる。
だめ
怖いくらい
感じる
七年の結婚生活の間
自分でしたことも
なかったのに
いきなりこんなの
無理
