禁断兄妹
第92章 禁兄 The Final~Love Never Dies~②
萌の背中に回した両手を引き寄せながら
身体も寄せて
俺の首に両手を回している萌も
同じように
見つめ合いながら
更に身体を寄せ合うと
俺の先端が萌の縦溝を割り
中へと忍び込んだ。
「‥‥っ」
甘苦しく身体を震わせた萌
溢れんばかりの蜜に満たされ
滑らかに締まっている萌の中
俺も震えずにはいられない。
やっと帰って来た
ここに
息を合わせ
更に俺は上へ向かって
萌は身体を沈めて
繋がっていく
一つになっていく
「ああ‥‥萌‥‥」
「柊‥‥」
胸に広がる喜びは例えようもない
はち切れんばかりの歓喜
息を弾ませながら
一緒にゆっくりと歩を進め
そしてついに
肌と肌が密着した。
「‥‥一つになった‥‥」
隙間なく一つになった身体
深い吐息さえ
一つになる。
「嬉しい‥‥柊、嬉し、い‥‥」
俺を映す瞳にせり上がった涙が
煌めきながら零れ落ちる。
その透明な雫を舌で受け
微笑みの目尻に
薔薇色の頬に
そっと口づけて
「痛くないか?苦しくないか?」
「大丈夫。すごく、いい‥‥」
うっとりと細められる瞳
煽られて
「俺も、挿入れているだけでイきそうだ‥‥」
甘い悦びに満ちた微笑みを交わしながら
唇を重ねた。
そして
名残惜しい音を立てて唇が離れたのを合図に
「もっと奥まで挿入れるよ‥‥」
俺は繋がったまま萌の身体の上へと動き
掴んだ両足を押し開きながら
自身を更に奥深く食い込ませた。