禁断兄妹
第92章 禁兄 The Final~Love Never Dies~②
「んン‥‥ッ!」
息を呑み強張った萌の身体
俺の首に回されている両手が
すがるようにその力を強くする。
きついほどに絡みつく萌の中
そうだ
これが萌の身体
七年前に刻みつけた俺の形
覚えているか
俺は大きな振り幅で
ゆっくりと自身を律動させ始めた。
「ああ、柊‥‥っ」
いやいやをするように首を振り
甘苦しい吐息を漏らす萌
抜け落ちそうなほど引いて
再び最奥へ当たるまで埋め込むことを繰り返し
じっくりと萌の身体を慣らすと
俺は最奥だけで
自身を律動させた。
「ああアッ!」
高く鳴き
本能的に逃げをうつように悶える萌
たまらない
泳ぐ腰をしっかりと抱き
最奥へ力強く自身を送りだす。
「ちゃんと受け止めて、萌‥‥」
「はあ、だめ柊、私、もう‥‥っ!」
「もうイく?早いね‥‥」
「だって、柊、すご、いっ」
萌の身体は変わらないどころか
成熟したことで感度が更に高まっている
そして俺も
どうしようもないほど熱くなって
知らず激しい責めを施してしまう。
「可愛いよ萌‥‥中だけでイってごらん」
「あッ、もうイく、柊、イっちゃう、しゅ、うッ!!」
あっという間に駆け上がっていく萌
その頂きで待ち構えていた俺は
厳しい角度で最奥をえぐった。
「‥‥!!」
虚空へ消えた鳴き声
俺自身を絞り上げるように
強く収縮した萌の中
「くッ‥‥!」
ああ
この感覚
すごい
萌
萌は力いっぱいいきみながら
絶頂を迎えた。