禁断兄妹
第92章 禁兄 The Final~Love Never Dies~②
荒い息のまま艶めかしく見上げられて
痛いほどいきり立ってしまう
俺は萌の腰を引き寄せながら
その温かな泉の中へ
自身を深く沈み込ませた。
「んうッ‥‥!」
愛液を散らし
魚のように跳ねた萌の煌めき
眩しく目に映しながら
深く深く
奥を探る。
さっき達したばかりの場所
ここだろ
俺は円を描くように
自身を押し回した。
「ああッ!」
ぎゅっとシーツを握り締め仰け反った萌
感じていることを如実に表す萌の中は
うねるように引き締まり
容赦なく俺を追いあげる。
「最高に気持ちいいよ萌‥‥気を抜くと持って行かれそうだ‥‥」
同じ動きを繰り返すほどに
萌の口元は蕩け
鳴き声は切迫していく。
感度の高まっている身体
十分熱くなっていることを肌で感じた俺は
萌の両足を大胆に肩に担ぎ
のめり込むように上半身を倒した。
「きゃぁッ!」
悲鳴にも似た鳴き声
肩の上の両足がぴんと伸び
震えて
軽くイったのかもしれない
「柊、深、い‥‥っ」
そうだね
でももっと
俺を感じて萌
その体勢のまま弾むように律動を始めると
萌は耐えきれないように激しく首を振り
悶え鳴く。
「イくッ、柊、イくぅ‥‥ッ!」