禁断兄妹
第3章 告白、そして指で‥‥
夜
お風呂から上がって部屋に戻った私は
ドレッサーの前で髪を乾かしていた。
時計を見ると十一時
もう寝ようかな
その時メールの着信音
メールは友達からで
今テレビでアイズが出てるけど見てる?!って内容だった。
えっ
チェックしてなかった
アイズは私の大好きなアイドルグループ
私の部屋にはテレビがないから
リビングに行かなきゃ見ることができない。
さっきアルバイトから帰って来たお兄ちゃん
隣の部屋には気配がないから
お風呂か
もう上がってリビングにいるか
私は部屋のドアをそおっと開けて
リビングの気配を探った。
物音は聞こえない
ちょっとだけなら大丈夫かも
だってすごく見たい
私はパジャマの上にカーディガンを羽織ると
音を立てないようにリビングへ駆け出した。
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