禁断兄妹
第13章 ごめん萌
翌日の早朝
あまり眠れずに朝を迎えた俺は
ぼんやりと
ダイニングでコーヒーを飲んでいた。
「あー、お兄ちゃんみっけ」
後ろから声をかけられて
手に持っていたコーヒーカップが揺れた。
まさか起きてくるなんて
まだ五時だ
お前風邪をひいてるんじゃないのか
「おはよっ‥‥コーヒー飲んでるの?」
萌は前に回り込んでくると
俺の目の前に腰かけた。
「‥‥おはよう」
ちらりと視線を上げると
あのパジャマ姿のまま
俺は速攻で視線をテレビに移した。
上にカーディガンくらい羽織ってくれ