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禁断兄妹

第16章 悪戯  ※※柊side※※


テーブルの上には
雑誌やグラスが置いてある。

でも
携帯はない。

俺は昨日からずっと携帯ばかり見ていたのに
お前は何も気にしていなかったんだな

おっとりとして鈍感な萌
その性格を俺は愛していたけど
こんなにいまいましく思ったのは
今日が初めてだ

俺は身体の奥底から突き上げてくる衝動のままに
萌へと手を伸ばした。

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