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禁断兄妹

第16章 悪戯  ※※柊side※※


俺は指を引き抜くと
萌の下着の前のほうに手を移動させた。

俺の指が
フロントに縫い付けられているリボンに触れた時
不意に萌が身体を動かした。


「うーん‥‥」


まずい

反射的に手を離した。

萌は顔をしかめて
今にも目を開けそうだ。

俺は立ち上がると
テーブルの上の鍵とバッグを音を立てずに手にして
逃げるように自分の部屋へと向かった。

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