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禁断兄妹

第21章 同じ世界


閉じた両足の奥
そこにもう一つ心臓があるみたいに
どくどくと脈打っている。

一時なんかじゃ───

夢の中で私は
その先を
なんて続ける気だった?

自分の口からはっきりと出た言葉
ずっと私の胸の中でなかったことにされていた
あの
名前も与えられていなかった感情が
暴かれる。

一時なんかじゃ
ない

同情でもない


「‥‥っ‥‥」


気がつくと
私はパンティの上から
強く秘所を押さえていた。

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