禁断兄妹
第30章 お仕置き
「もう、何‥‥? ちゃんと言って‥‥?」
「‥‥いじわ、る‥‥ッ」
「‥‥どっちが意地悪なのかな‥‥?」
耳に息を吹き込むように笑うと
萌が身体を震わせる。
「俺はね‥‥お前が差し出すなら、たとえそれが毒だとしても、笑って飲み干すよ‥‥そんな俺に意地悪しないでよ‥‥」
動かす指を速めながら囁く。
「ンッ‥‥ご、ごめんなさ‥‥あぁ‥‥ッ」
「で‥‥なんだっけ‥‥?」
萌の目を覗き込む。
「‥‥もう、イきそ、う‥‥しゅ、う‥‥」
吐息混じりの微かな声が耳をくすぐって
俺の中の雄が暴れだす。
もう駄目
限界
可愛すぎる
「イキ顔‥‥ちゃんと見せろよ‥‥」
俺は花びらを広げていた左手を離すと
中指を軽く折り曲げて
萌の中へと侵入させた。